Mac OS Xで画像ファイルのカスタムアイコンを削除する(CUI)

2008/02/07

旧Mac OS時代に購入した著作権フリーの画像を再びMac OS Xで使用しようと思ったのですが、Quick Lookでは高解像度の(正しい)内容が見られるもののCover Flow表示にすると低解像度の画像が表示されてしまうので原因を調べたところ、「カスタムアイコンが画像ファイルに設定されている」ことが分かりました。

GUIでファイルの「情報を見る」ウィンドウからこれを削除してもいいのですが、全部で数万ファイルあって現実的な方法ではないのでコマンドラインから同様のことができないか調べてみると、EA(Extended Attribute)のcom.apple.FinderInfoを削除すればいいことが分かったので「カスタムアイコンを削除する(xattr)」にまとめた手順を使っていっぺんに処理することができました。

% for file in `ls *.jpg`
> do
> xattr -d com.apple.FinderInfo $file
> done

今回の例を挙げるまでもなく、Mac OS Xのいいところは一般ユーザが利用する操作には専用のGUIで必要充分な機能を提供し、一歩間違えるとシステムの整合性を崩しかねない煩雑な作業や大量データのバッチ処理などにはCUIを提供しているところです。両者のバランスがよくとれているが故に高度な機能と使いやすさが両立できているんだと思います。

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