8月15日終戦の日

2009/08/15

日本では既に戦争を知らない世代が人口の多くを占めます。戦争を体験することは絶対にあってはならないし、だからこそ戦争が決して誰にも勝利を与えないものであることを常に意識する必要があると思っています。

なので戦争をテーマにした映画はだいたい観ますし、企画展などがあれば折に触れて見に行ってその気持ちを忘れないようにしています。

数年前に東京都写真美術館で開催された企画展「日本の子ども60年 -21,900日のドラマ-」の中で『三位一体』というタイトルの展示があり、頭部と腹部と脚部、原爆で亡くなった3人のそれぞれの衣服の一部分を合わせて1人の人間に見立てたもので、それを見ていたら彼・彼女達の無念の気持ちが溢れ出していて涙が止まらなくなりました。

今現在も戦争を続けている国はたくさんあります。文化や価値観の違いはあるにせよ、どうして同じ人間同士で殺し合わなければいけないのか。人間はそんなに愚かな生き物ではないはずです。

翻って自分は平和のために何ができるのか、現時点での僕の答えは自分を取り巻く人達の気持ちを少しでも理解し、相手の気持ちに寄り添えるように努力すること。僕自身もエゴの塊なのでまだまだ道半ばですが、人と人がお互いを受け入れていこうという考えを持てば、そこから少しずつ平和への扉が開いていくと信じています。