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I2C接続小型LCD(AQM0802A-RN-GBW)に文字列を表示させる

2017/04/15更新

対応バージョン: Arduino IDE 1.8.2

I2C接続のLCDに文字列を表示させる。

このパーツはLCDモジュールAQM0802A-RN-GBWとピッチ変換基板AE-AQM0802を組み合わせたもので、コントローラICはST7032iが使われている。

このICをArduino IDEから簡単に扱えるライブラリをオレ工房さんが作成されているのでこれを利用する。

Arduino IDEを動かす母艦はUbuntu 16.04とする。

ST7032ライブラリインストール

まずこのST7032ライブラリをインストールする。

前述のオレ工房さんのGitHubリポジトリからファイル一式を入手し、arduino_ST7032-masterディレクトリの名前をST7032に変更してArduino IDEのlibrariesディレクトリ配下に配置する。

% wget https://github.com/tomozh/arduino_ST7032/archive/master.zip
% unzip master.zip
% mv arduino_ST7032-master ST7032
% mv ST7032 <Arduino IDEのインストールパス>/libraries
% rm master.zip

インストールはこれで完了である。

結線

次に結線を行うが、Node.jsを使って同様の処理を行う場合と同様なので割愛する。

関連資料・記事

ソース

以下のようなコードを書きArduino IDEでコンパイルしてArduinoに書き込む。

#include <Wire.h>
#include <ST7032.h>

ST7032 lcd;

void setup() {
  // LCD表示領域設定(8桁, 2行)
  lcd.begin(8, 2);

  // コントラスト設定(0〜63)
  lcd.setContrast(30);

  // LCD表示(1行目)
  lcd.setCursor(0, 0);
  lcd.print("I Love");

  // LCD表示(2行目)
  lcd.setCursor(0, 1);
  lcd.print("Arduino!");
}

void loop() {
}

LCDに以下のように出力される。コントラストを強め(大きな数値)に設定すると液晶の素子全体が発光してしまい画面全体が■で埋め尽くされたように見えてしまうので微調整が必要である。

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参考サイト