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DBのデータをExport/Importする方法

2007/11/18更新

対応バージョン: 6.10

empexpt/empimptを使用する。

empexpt (Export)

empexptではテーブルの所有者情報を除いてテーブル構成や特権情報、テーブルに格納されたデータをファイルにexportできる。

テーブル名を指定しなければ指定したDBの全テーブルがexport対象となる。

% empexpt -hv <出力ファイル> <対象DB> [<対象テーブル> <対象テーブル> ...]
  EXPORT V6.10
  (c) Copyright Empress Software Inc. 1983, 1997
sys_attr_privs
sys_attrs
sys_dictionary
sys_privs
sys_tables

↑システムテーブル
↓ユーザ定義テーブル

table1
table2
table3
:

主なオプションは以下のとおり。

-h

empimptする際に画面に表示するための制御情報を出力ファイルに埋め込む。

empimpt以外では使用されない。

-v

冗長モード

-d

データをexportをしない。

データ以外の情報(テーブル定義、コメント、ロックレベル、インデックス、範囲チェック)をexportする場合に使用する。

empimpt (Import)

empimptではempexptによって作成されたDBデータのうち、「テーブル構成のみimport」「テーブル構成とデータはimportするが特権情報はimportしない」といったような指定により必要な情報を個別にimportできる。

import先の環境にてまずDBの外枠だけ作成する。

% empmkdb <対象DB>

次にempimptにてデータをimportする。

テーブルの所有者は元のテーブルの所有者ではなくempimptを実行したユーザになる。

% empimpt -gv <出力ファイル> <対象DB> [<対象テーブル> <対象テーブル> ...]
  IMPORT V6.10
  (c) Copyright Empress Software Inc. 1983, 1997

**  sys_attr_privs  **
    テーブル特権を授与中。...
    テーブル特権を授与中。...
    テーブルにロックレベルを設定中。...

**  sys_attrs  **
    テーブル特権を授与中。...
    テーブル特権を授与中。...
    テーブルにロックレベルを設定中。...
:
*** インポート終了 ***

主なオプションは以下のとおり。

-g

grant特権情報をimportする。

デフォルトではgrant特権はimportされない。

ただし、テーブル構成とデータはデフォルトでimportされる。

-v

冗長モード

-d

テーブル情報のみをimportし、データをimportしない。

デフォルトではデータもimportするようになっている。

-t

テーブルを作成しない。

テーブルがimportするデータベースに既に存在する場合に使用される。

デフォルトではテーブルは作成される。

そしてもしテーブルが既に存在する場合にはデータのみがimportされる。

-i

インデックスのimportを抑止する。

-k

参照整合性制約情報のimportを抑止する。

-l

ロックレベルのimportを抑止する。

-r

範囲チェック情報のimportを抑止する。

-h

入力中のテーブルに関する名前とレコード数を表示する。

viewは「VIEW」という名で示される。

このオプションが指定された場合はデータはimportされない。

本オプションを使用する場合はデータベース指定は必要ない。