JP1/AJS2 資料一覧

即時実行を指示したジョブがWAITINGのままEXECUTINGにならない

2005/2/8更新

対応バージョン: 6

事象

# jpqjobshow -mh scs3001 -ah scs3001 -s ewsh
KAVU0820-I ジョブ情報の列挙を開始します
JOBID JOBNAME    T QUEUE   STATUS
----- ---------- - ------- -------
215   script_job a scs3001 WAITING

# jpqqueshow -mh scs3001 -ah scs3001
KAVU0838-I デフォルトキュー情報(scs3001)の表示を開始します
QUEUE : a : scs3001
MAXQUEUE : 100
WARNQUEUE : 80
ENTRYSTATUS : OPEN
EXITSTATUS : OPEN ← (1)
QUEUING : 1 ← (2)
EXECUTING : 0 ← (3)
LINKAGENT : scs3001:1
KAVU0842-I キュー情報の表示処理が正常終了しました

状況説明

キューイング数(2)は今実行を指示したジョブだけで1であり、キューの取出口(1)がOPENでかつ実行中のジョブ(3)が0なのですぐに実行状態に移れるはずであるが数分待っても実行中にならない。

解説

CPUが継続的に100%の使用率になっているとこのような事象になる場合がある。

これは、CPUの負荷が高いためにJP1が`あえて'状態をEXECUTINGにせずにWAITINGのままにしておくためである。

通常CPUが100%の使用率になっても一時的なものであり、継続的に100%になっている場合はプログラムの暴走等が考えられるのでvmstat等でCPUの利用率を確認して不要なプロセスを終了させる等の対処が必要である。