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クラスを管理する(bpcl*)

2007/8/18更新

対応バージョン: BusinesServer 3.4

クラスを管理するにはbpcl*関連コマンドを使用する。目的に応じてコマンドが分かれているのでそれぞれ適切なものを使用する。

尚、コマンドは/usr/openv/netbackup/bin/admincmdに格納されている。

bpclassnew

クラスを新規に作成する。

新規作成(各種定義内容はデフォルト)
bpclassnew <クラス>
既存のクラス定義をコピーして新規作成
bpclassnew <クラス> -sameclass <コピー元クラス>
クラス名を変更
bpclassnew <クラス> -renameto <変更後クラス名>

bpcldelete

定義済クラスを削除する。

bpcldelete <クラス>

bpclclients

指定したクラスにバックアップクライアントを追加する。

新規追加
bpclclients <クラス> -add <ホスト> <ハード> <OS> [<プライオリティ>]

例) Solaris8のクライアントを追加する

bpclclients Full -add host_a Solaris Solaris8
削除
bpclclients <クラス> -delete <ホスト>
属性変更
bpclclients <クラス> -modify <ホスト> [-hardware <ハード>] [-os <OS>] [<プライオリティ>]

bpclinclude

指定したクラスにバックアップ対象パスを設定する。

新規追加
bpclinclude <クラス> -add <パス>
<パス>に「ALL_LOCAL_DRIVES」を指定すると、ローカルのディスクを全てバックアップ対象にできる。
削除
bpclinclude <クラス> -delete <パス>
属性変更
bpclinclude <クラス> -modify <変更前パス> <変更後パス>

bpclsched

指定したクラスのバックアップスケジュールを設定する。

新規設定
bpclsched <クラス> -add <スケジュール名> -st <スケジュールタイプ> \
  -residence <ストレージユニット> -pool <ボリュームプール>
<スケジュールタイプ>には以下の種類が指定できる。デフォルトはFULLである。

・FULL : Full Backup(完全バックアップ)

・INCR : Differential Inclemental Backup(差分型増分バックアップ)

・CINC : Cumulative Inclemental Backup(累積型増分バックアップ)

・UBAK : User Backup(バック主導バックアップ)

・UARC : User Archive(ユーザ主導アーカイブ)

スケジュール削除
bpclsched <クラス> -delete <スケジュール名>
クラス内の全スケジュール削除
bpclsched <クラス> -deleteall <スケジュール名>

bpclinfo

クラス定義を設定/変更する。

設定
bpclinfo <クラス> -set -residence <ストレージユニット> -pool <ボリュームプール>
変更
bpclinfo <クラス> -modify -residence <ストレージユニット> -pool <ボリュームプール>

クラス定義の格納方法

クラス定義は/usr/openv/netbackup/db/class/<クラス名>に格納されている。

同ディレクトリ配下のファイル配置は以下のとおり。

|
+- clients
|  バックアップ対象となるクライアント
|
+- includes
|  バックアップ対象となるファイル
|  (ALL_LOCAL_DRIVESならローカルディスクの内容を全てバックアップする設定)
|
+- info
|  クラス定義
|
+- schedule
    |
    +- <スケジュール1>
    |   |
    |   +- days
    |   |  バックアップスケジュール
    |   +- info
    |      スケジュール定義
    |    
    +- <スケジュール2>
    :   |
        +- days
        +- info