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クライアントPCの日本語入力(IME)がONの状態でTarantella経由のウィンドウに入力しようとするとウィンドウがクローズしてしまう

2007/8/24更新

対応バージョン: E3-3.2

TarantellaはJavaによりウィンドウを制御しているが、Javaを実行しているJVMがIMEからマルチバイト文字を受けた場合の動作が原因である。

具体的にはInternet Explorer 5.Xではこのような動作をするがNetscape Navigator 4.Xではこのような問題は発生しない(JVMはこれらの入力を無視する)。

Tarantellaを使用する場合IMEはクライアントPCのものではなくサーバ側のIMEを使用するようにすればこの問題は発生しない。

また操作ミスを防ぐためにTarantellaではDisableIMEを提供している。

これをクライアントPC側に用意しておくことでTarantellaが表示するウィンドウに対してクライアントPCからのマルチバイト文字入力を防ぐことが可能である。

ちなみにTarantellaの表示するウィンドウに対してクライアントPCのIMEを使用するにはJavaの日本語入力仕様(InputMethod Framework)を待つことになるが、現状のJava2ではこの機能はサポートされていない。

回避策としてTarantella CD-ROMなどに含まれる"DisableIME.exe"をあらかじめクライアントマシンにインストールしておけばTarantellaセッションに対するIMEの入力を回避することが可能である。