Tarantella 資料一覧

匿名ログインの方法

2007/10/5更新

対応バージョン: E3-3.2

Tarantellaは登録ユーザ以外にも匿名ユーザによるログインが可能である。

匿名ユーザでログインするためにはあらかじめTarantella管理者がアレイマネージャを使用して「匿名ユーザのログイン認証機構」をチェックしておく必要がある(デフォルトでは使用できないよう設定されている)。

匿名ユーザを使用する場合はTarantellaのログイン画面にてユーザ名とパスワードを空白のまま「OK」を押すだけである。

ただし匿名ユーザの場合はユーザにアプリケーションサーバにログインするための「ユーザ名/パスワード」をキャッシュさせることはできないため、アプリケーションを実行する度にそのアプリケーション用の認証を行う必要がある。

しかしTarantella管理者であればこの認証情報の登録が可能である。

具体的にはTarantellaのコマンドラインを使用して以下のように登録する。

例) 匿名ユーザがアプリケーションサーバ「winserver」に対してログインする時には常に「guest」ユーザでアクセスさせる

# /opt/tarantella/bin/tarantella passcache new \
--anon \
--resource ".../_ens/o=organization/cn=winserver" \
--resuser guest \
--respass <上記ユーザのパスワード>

アプリケーションサーバが複数台ある場合にはそれぞれのサーバに対して上の方法で登録しておく。