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圧縮テープデバイスの指定方法

2007/8/17更新

対応バージョン: 5.0A

デバイスの圧縮指定はデバイス名に付加するプレフィックスで決まる。

例)

/dev/tape/tape2c ← 最後の「c」が圧縮指定

デバイスファイル名はベース名と文字_dの後に1個の整数を続けたプレフィックスで構成される。

例えば「tape0_d0」のようになる。

このプレフィックスは/etc/ddr.dbaseファイル内のデバイスに対するエントリに従ったテープデバイスの密度を表わす。

例えば次のようになる。

tape0

省略時密度

tape0c

圧縮付き省略時密度

tape0_d0

/etc/ddr.dbaseのエントリ0に対応する密度

tape0_d1

/etc/ddr.dbaseのエントリ1に対応する密度

新しいデバイス特殊ファイル名のプレフィックスと古いテープデバイス名のプレフィックスには次に示す直接の対応関係がある。

_d0 (l : low)
_d2 (m : medium)
_d1 (h : high)
_d3 (a : alternate)

テープについては2組のデバイス名があり、どちらも現在の命名規則に従っている。

巻き戻し型デバイスの/dev/tapeディレクトリと、非巻き戻し型の/dev/ntapeである。

どのデバイス特殊ファイルを使用するかは/etc/ddr.dbaseファイルを調べて判断できる。