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VCSへのtypeの追加方法(types.cfへの変更が反映されない場合の理由)
2007/9/1更新
対応バージョン: 2
VCSはhastartを実行した際にクラスタ内のマシンのうち1台でもhadが起動していればローカルディスクに保存されている構成情報を用いず、既に起動しているhadがメモリ上に保持している構成情報を転送してもらい起動する。
その為VCSを停止させたマシンでtypes.cfを変更してhastartを実行した場合、既にVCSが起動しているマシンがあればtypes.cfの変更内容は反映されないことになる。
以上をふまえ、types.cfを変更する方法は次のいずれかになる。
全てのマシンのVCSを停止させtypes.cfを変更後、変更を行ったマシンからhastartを順に実行する。
had起動中にhaattrコマンドを使用してtypeの属性値の変更を行う。
では実際にhaattrコマンドを利用したリソース設定例を示す。ここではリソースをJP1とする。
# haconf -makerw ← 構成変更可能モードへ移行 # hatype -add JP1 ← リソースタイプを追加(作成) # haattr -add JP1 SystemType -string -scalar # haattr -add JP1 LogicalHost -string -scalar
(*) -string -scalarはデフォルトのオプションなので省略してもよい。
# hatype -modify JP1 ArgList SystemType ← ArgListを設定 # hatype -modify JP1 NameRule resource.SystemType ← NameRuleを設定 # haconf -dump -makero ← 構成変更不可モードへ移行(平常時は必ずこのモードへ)