X Window System 資料一覧
キーボードマッピングの仕組み
2007/7/29更新
X Window Systemではキーボードのマッピングをkeycodeとkeysymの組み合わせで管理している。
keycodeとはキーボード上のキーと一対一に対応している番号で、キーボードが変わればkeycodeも変わる可能性がある。
keysymとはそのキーがどういう意味を持つかという論理的な識別子である。
例えばkeycode 9 = Escapeは「keycode 9のkeysymはEscape」であることを表している。
つまり、キーボード上のESCキーのkeycodeは9で、そのキーを押すと「Escape」というkeysymが発生することを表している。
また、keycode 10 = 1 exclamのように、2つのkeysymが設定されているものはそれぞれ「普通にキーを押した場合のkeysym」「Shiftキーを押しながらキーを押した場合のkeysym」を表す。
現在のkeycodeとkeysymのマッピング状態は以下のコマンドで調べることができる。
% xmodmap -pke : keycode 9 = Escape keycode 10 = 1 exclam kana_NU keycode 11 = 2 quotedbl kana_FU keycode 12 = 3 numbersign kana_A kana_a : keycode 37 = Control_L : keycode 100 = Left : keycode 102 = Right :
また、どのキーがどのkeycodeなのかを調べるにはxevコマンドを使用する。