2015/11/22

もちろん劣っている部分もいろいろあると思いますが、それらをメリットが上回ればAzureを選択する理由になるのかなと思っています。
大きなポイントとしてはオンプレですでに稼動しているWindowsシステムをそのまま利用しつつAzureも併用できる点だと考えます。いわゆるハイブリッドクラウドです。
具体的には以下のようなことが可能になります。
Azure Backupを使ってオンプレとAzureを意識せずバックアップが可能になる
Azure Active Directoryを使ってオンプレのActive DirectoryをAzure上でも利用できるので認証機構をオンプレで一元管理できる
オンプレとAzureの間で仮想ネットワークが構築できるためセキュアな通信ができる
BizTalk ServicesやService Busを使ってオンプレとAzureの間でデータ交換/メッセージ通信が可能になる
System Centerを使ってオンプレとAzure上の仮想マシンを統合的に管理できる
Site Recoveryを使って普段利用しないDR(災害対策)環境をAzure上に構築できるため物理的・人的リソースを大幅に低減できる
StorSimpleストレージアレイを使えばオンプレとAzure上とでハイブリッドなストレージが構築できる
Visual Studioによる開発においてデプロイ先がオンプレでもAzureでも同じような感覚で扱える
AzureはこれらWindowsエコシステムの他にIaaSとしてLinuxサーバも利用できるのでWindowsとLinuxが混在したシステムでも十分な利用価値があると思います。
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参考サイト
Azure相談センター (ソフトバンクC&S)
仮想化からハイブリッドクラウドへ(Microsoft Azureを有効的に利用したプライベートクラウドと、パブリッククラウドの重要性について) (GMO)
マイクロソフトの提案するハイブリッド データ マネジメントを手軽にお試し 「Azure StorSimple」テストドライブプログラム開始 (アセンテック)