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Arduinoのクラウド開発環境「Arduino Create」を使う

2017/04/23更新

Arduinoのクラウド開発環境「Arduino Create」を使えばWebブラウザ上でスケッチの開発が可能になり、各種Arduinoライブラリの使用や他ユーザとのスケッチの共有、またインターネットを経由したArduino同士の相互通信などが可能になる。

ここではArduino Createのセットアップからオンライン上のエディタでスケッチを書いてLチカするまでを説明する。

尚、Arduino Createを動かすにはローカルにArduinoエディタプラグインを導入する必要がある。プラグインはWindows/macOS/Linux用が用意されているが、ローカル側がUbuntu 16.04なのでここではLinux版を使用する。

ユーザ登録

まずArduino Createのトップページにアクセスして右上のSIGN INからユーザ登録を行う。

Arduinoエディタプラグインインストール

ユーザ登録が終わったらトップ画面の[Getting Started]をクリックし、下記画面から[Setup the Arduino Editor Plugin]をクリックする。

Welcome画面が表示されるので[NEXT]をクリックする。

プラグインのプラットフォームを選ぶ画面が表示されるのでここではLinuxが選択されている状態で[DOWNLOAD PLUGIN]をクリックし、プラグインをダウンロードする。

ダウンロードが終わったら画面の指示に従ってプラグインをインストールする。

% tar xvf ArduinoCreateAgent-1.1-linux-x64-installer.tar.gz
% ./ArduinoCreateAgent-1.1-linux-x64-installer.run

インストーラはGUIなので迷うことはないだろう。

途中でインストール場所を聞かれるので任意の場所を指定する。デフォルトは~/ArduinoCreateAgent-1.1である。

インストールが完了したらダウンロードしたファイルを削除する。

% rm ArduinoCreateAgent-1.1-linux-x64-installer.*

Arduino Createでスケッチを書く

プラグインのインストールが完了するとタスクトレイにArduinoアイコンが追加されるので[Go to Arduino Create]をクリックする。

Arduino Createのトップ画面を表示されるので[Arduino Web Editor]をクリックすればWebエディタ画面になる。

Arduino IDEを使用する場合と同様に、最初にArduinoのボードと接続ポートを指定する。これであとはIDEと同じ使用感でスケッチが書ける。

結線

Lチカ用にアノード側に330Ωの抵抗を挟んだ簡単な結線を行う。

動作確認(Lチカ)

Webエディタ上で以下のようなコードを書いて実行すればLチカができる。

led_blink
void setup() {
  pinMode(13, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(13, HIGH);
  delay(500);
  digitalWrite(13, LOW);
  delay(500);
}

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参考サイト