Empress 資料一覧

ODBCサーバが4時20分に落ちる

2007/11/4更新

対応バージョン: 6.10

Tru64 UNIXのrootのデフォルトのcron設定で毎日4:20に以下の処理を行っているのが原因。

20 4 * * * find /tmp/ -mount -type f -atime +2 -exec rm -f {} ¥;

この処理で削除対象となるファイルのうちODBCサーバのロックファイルである/tmp/.EmpODBC-unix/.private/.lockは同サーバが動いている間存在している必要がある。

しかしcronにて「2日以上アクセスされていない」ファイルは削除対象となるため、ODBCサーバを起動してから2日以上経つと4:20に削除されてしまう。

このような状態でODBCクライアントからサーバに接続があると、ODBCサーバ設定パラメータのEMPODBC_LOGFILEで指定したログファイルに「Lock Unmatched」というメッセージが出力され、クライアントからの接続要求が失敗する。

つまり、クライアントから見るとODBCサーバが落ちたように見える。

毎日ODBCサーバを再起動していればこの事象は起きないが、cronの設定を以下のように変更することでも対応できる。

20 4 * * * find /tmp/ -mount -type f -atime +2 -a ! -name ".*" -exec rm -f {} ¥;
ファイル名の先頭が「.」のものは削除しないようにするため、削除条件に「! -name ".*"」を追加