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tmpfsを使用する
2008/6/23更新
対応バージョン: 9
/tmpや/var/tmpなど一時ファイルの保管場所として利用する場所にtmpfsを割り当てるとディスクI/Oの代わりにメモリアクセスが行われるのでパフォーマンスが向上する。
ここでは/tmpにtmpfsを割り当てる手順を紹介する。
既存の/tmp配下のファイルを削除
/tmp配下に存在するX Window SystemやInput Methodなどの一時ファイルをあらかじめ削除する。
この作業はランレベル1(シングルユーザモード)で行う。
/etc/fstabに設定追加
/etc/fstabに/tmpの設定を追加する。
: tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0 tmpfs /tmp tmpfs defaults 0 0 ← 追加 :
尚、デフォルトでは搭載メモリの半分までの領域がtmpfsで使用可能なので、この制限を変えるには以下のようにsizeオプションで指定する。
tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=512m 0 0
リブート
確認
% df -F tmpfs Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 tmpfs 241180 24 241156 1% /dev/shm tmpfs 241180 24 241156 1% /tmp ← tmpfsが/tmpにマウントされている