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アカウントのパスワードの要件を変更する

2008/11/28更新

対応バージョン: 10

アカウントのパスワードには文字長や文字種など種々の要件が設定されているが、これを変更するには/etc/default/passwdで要件毎に値を設定する。

以下、主な要件について説明する。

パスワードに含める文字の設定

MINALPHA

パスワードに含める「英字」の最小数。大文字小文字は区別しない。

デフォルトは2。

MINLOWER

パスワードに含める「英小文字」の最小数。

デフォルトは0(チェックしない)。

MINUPPER

パスワードに含める「英大文字」の最小数。

デフォルトは0(チェックしない)。

MINDIGIT

パスワードに含める「数字」の最小数。

デフォルトは0(チェックしない)。

MINNONALPHAを指定した場合は使用できない。

MINSPECIAL

パスワードに含める「特殊文字」(英字・数字以外の文字)の最小数。

デフォルトは0(チェックしない)。

MINNONALPHAを指定した場合は使用できない。

MINNONALPHA

パスワードに含める「英字以外の文字」(数字・特殊文字)の最小数。

デフォルトは1。

MINDIGITかMINSPECIALを指定した場合は使用できない。

WHITESPACE

パスワードに空白文字を使用できるかどうかの指定(YES/NO)。

デフォルトはYES。

MAXREPEATS

同じ文字を続けてもよい回数の最大数。

デフォルトは0(チェックしない)。

パスワード全体に関する設定

PASSLENGTH

パスワードに最低限必要な文字数。

デフォルトは6。

MINDIFF

古いパスワードと新しいパスワードで異なる必要がある文字の最小数。

デフォルトは3。