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すべてのアプリケーションをTarantellaにてアクセスするような専用端末(キオスク端末)を作る方法

2007/9/8更新

対応バージョン: E3-3.2

TarantellaはJavaが動作するブラウザのみあれば十分な動作が行える。

たとえばOS起動後にブラウザのみが全画面で表示するようにしてブラウザの終了にてOSを終了させるようなカスタマイズも可能である。

また一般のWindowsマシンを専用端末にしたい場合、IEなどのブラウザを起動するだけでは一般ユーザがウィンドウ枠に対するマウス操作で「ウィンドウの終了」が出来るため専用端末としては脆弱になってしまう。

そのような場合にはIEの起動オプションに「-k」(キオスクモード)を指定すると最初からブラウザが全画面表示されウィンドウ枠が表示されないので専用端末のように扱うことも可能である。

この全画面表示でブラウザの終了は[Alt]+[F4]で行う(メニューが表示されないためマウスでの制御は出来ないようになっている)。

さらに他の画面に切り替えたい場合には[Alt]+[TAB]で行う。

使用例)

[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択して以下のコマンドを入力

"C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe" -k http://<サーバ>/tarantella/

Windowsの起動シェルには通常はエクスプローラが指定されている(この指定はsystem.iniファイルで行われている)が、ここをIEと「-k」オプション指定で起動させればTarantellaのみを使用して他の操作(クライアントマシンのローカルアプリケーションの利用を含む)を不可能にするカスタマイズも簡単に行える。

このような設定を行ったシステムでは[スタート]メニューが表示されないので終了時には[Ctrl]+[Alt]+[DEL]により「シャットダウン」を選択して終了させる。