Tarantella 資料一覧
2007/8/24更新
対応バージョン: E3-3.2
Windowsアプリケーションに対して日本語入力を行う場合、例えばMS-IMEではIMEを起動するがTarantella経由のアプリケーションに対してこの操作を行うとIMEは起動しても入力ができない。
この操作によりウインドウがクローズすることもある。
これはTarantellaの日本語化の問題ではなく、Javaウィンドウに共通する日本語入力の問題である。
そこでTarantellaで日本語入力を行う場合にはアプリケーションサーバのIMEやFEPを使用することになる。
例えばWindows2000Serverをアプリケーションサーバに使用する場合にはサーバ上のMS-IMEを使う。
またUNIXのXベースのアプリケーションであればUNIX上のkinput2やhtt等を使用する。
ただしクライアントマシンとサーバマシンのIME起動のキーシーケンスが同じ場合には先にクライアントマシン上でハンドリングされるためにサーバ上のIMEを起動することができない(これが冒頭の問題となる)。
そのような場合を考慮してWindows環境のためにTarantellaでは2つの方法を提供している。
Tarantella接続の場合のIME起動のキーアサインを変更
Tarantella経由でサーバのIMEを起動するためにデフォルトで[Alt]+[Shift]+[@]キーを割り当てている。
これによりクライアントマシンのIME起動とは操作が異なるため問題は起きない。
(*) ただしこの方法はアプリケーションサーバがWindowsの場合のみ有効である。
DisableIME.exeを使う
TarantellaCD-ROMなどに含まれる"DisableIME.exe"をあらかじめクライアントマシンにインストールしておけばTarantella使用時にはクライアントマシンのIMEを一時的に使えなくするため通常の操作でサーバ側のIMEを起動できる。
(*) 以下からダウンロードも可能。