iPlanet Directory Server
2007/5/7更新
対応バージョン: 4.12
以下の作業を行なう。
ここでは例として変更前と後のホスト名をそれぞれhostA,hostBとして説明する。
設定ディレクトリ名変更
# cd /usr/netscape/ids4 # mv slapd-hostA slapd-hostB
initスクリプト修正
# cd slapd-hostB # vi start-slapd stop-slapd restart-slapd saveconfig restoreconfig \ ldif2db bak2db db2bak db2ldif getconf vlvindex
→ 各ファイル中のhostAの部分をhostBに変更する。
# cd conf # vi dse.ldif ldbm.ldif ns-schema.conf slapd.conf slapd.ldbm.conf
→ 各ファイル中のhostAの部分をhostBに変更する。
デーモン起動
# cd .. # sh ./start-slapd
2007/5/7更新
対応バージョン: 4.12
準備
あらかじめインストールされている必要があるもの
iPlanet Messaging Server(推奨)
導入OS
Solaris 8
インストール
インストーラ起動
% su # cd <CD-ROM>/netscape_messaging_server_4_15ja/solaris/nms_4_15 # ./setup Would you like to continue with installation? [Yes]: ■ ← リターン Do you agree to the license terms? [No]: ■ ← y (ラインセンス条項に同意)
インストール物選択
Select the items you would like to install: 1. Netscape Servers ← サーバ Installs Netscape Servers with the integrated Netscape Console onto your computer. 2. Netscape Console ← 管理コンソール Installs Netscape Console as a stand-alone Java application on your computer. To accept the default shown in brackets, press the Enter key. Select the component you want to install [1]: ■ ← リターン
インストール方法選択
Choose an installation type: 1. Express installation ... 簡易インストール (*) 2. Typical installation ... 標準インストール 3. Custom installation .... カスタムインストール Choose an installation type [2]: ■ ← リターン(標準インストール)
(*) 簡易インストールはポート番号などの各種設定やインストールする製品等が全て自動設定されるため、主に評価用等に使用する。
以降の説明は2(標準インストール)を選んだものとして進める。
インストールオプション指定
インストールディレクトリ
Install location [/usr/netscape/server4]: ■ ← デフォルトでよければリターン
インストールコンポーネント
Netscape Server Products components: 1. Netscape Server Products Core Components (3) 2. Netscape Directory Suite (2) 3. Administration Services (2) 4. Netscape Messaging Suite (3) Specify the components you wish to install [All]: ■ ← 1,2,3
コアコンポーネント内のインストールコンポーネント
Netscape Server Products Core Components components: 1. Netscape Server Products Core Components 2. Netscape Core Java classes 3. Java Runtime Environment Specify the components you wish to install [1, 2, 3]: ■ ← 1,2
(*) JREはSolaris8標準のものより古いのでインストール不要
Directory Suite内のインストールコンポーネント
Netscape Directory Suite components: 1. Netscape Directory Server 2. Netscape Directory Server Console Specify the components you wish to install [1, 2]: ■ ← リターン
Administration Services内のインストールコンポーネント
Administration Services components: 1. Netscape Administration Server 2. Administration Server Console Specify the components you wish to install [1, 2]: ■ ← リターン
ホスト名
Computer name [XXX]: ■ ← 当該ホストのホスト名
ここで入力したホスト名の名前解決ができないと、インストールの最後にDirectory Serverの動作確認(Directory Serverにバインドする試験)をする際に以下のエラーが発生する。
ERROR: Ldap authentication failed for url ldap://<host>:389/o=NetscapeRoot user id dsadmin (151:Unknown error.) Fatal Slapd Did not add Directory Server information to Configuration Server. Warning Slapd Could not populate with ldif file Yes error code 151 ERROR. Failure installing Netscape Directory Server. Do you want to continue [n]?
Directory Serverの実行アカウント
System User [nobody]: ■ ← リターン(推奨) System Group [nobody]: ■ ← リターン(推奨)
設定情報を別の管理サーバに格納するか
Do you want to register this software with an existing Netscape configuration directory server? [No]: ■ ← リターン(ローカルに格納)
(*) 別の管理サーバに格納する場合はあらかじめ当該サーバのセットアップが済んでいる必要がある。
ユーザ情報を別の管理サーバに格納するか
Do you want to use another directory to store your data? [No]: ■ ← リターン(ローカルに格納)
Directory Server用ポート番号
Directory server network port [389]: ■ ← リターン
Directory Serverのインスタンス名
Directory server identifier [<ホスト名>]: ■ ← リターン
インスタンス名はデフォルトでホスト名となる。
ここで指定した値はDirectory Serverのインストール先ディレクトリの名前の一部として使用される。
具体的には「slapd-<ホスト名>」という名前のディレクトリにインストールされる。
設定情報ディレクトリ管理者のアカウント/パスワード
Netscape configuration directory server administrator ID [admin]: ■ ← リターン Password: ■ ← パスワード
ここで指定したアカウントでNetscape Consoleにログインする。
ディレクトリサフィックス
Suffix [o=co.jp]: ■ ← 適宜指定する
ここで入力した文字列は組織内のすべてのディレクトリエントリの名前に使用されるので組織を表すのに適した名前を指定する。
インターネットで使用しているDNS名に合わせることが推奨される。
ディレクトリマネージャDN
Directory Manager DN [cn=Directory Manager]: ■ ← リターン Password: ■ ← パスワード
ディレクトリマネージャとは無制限の権限でディレクトリの内容を管理するための識別名で、製品によってはルートDNと呼ばれることもある。
このエントリを使ってディレクトリにバインドするとアクセス制御が無視される。
管理ドメイン
Administration Domain [co.jp]: ■ ← 適宜指定する
このサーバを所属させるドメインの名前を指定する。
管理ドメインはNetscape Serverを論理的にグループ化してサーバの管理作業を分散するための概念で、グループ毎に独自の管理情報を保有したいという欲求と全グループを集中的に管理したいという相反する欲求に応えることができる。
ただ、多くの場合1つの管理ドメインで十分なので通常はディレクトリサフィックスで指定した名前と同じになる。
Administration Server用ポート
Administration port [5093]: ■ ← 適宜指定する
システム内で使用されていないポートがデフォルトで表示されるので通常はこのポート番号でよい。
Administration Serverの実行ユーザ
Run Administration Server as [root]: ■ ← リターン : (インストール開始) :
Messaging Serverをインストールしていないと途中で以下のメッセージが出力されるがこのまま続行してよい。
sh: /opt/netscape/ids4/bin/msg/install/bin/configlang: not found ERROR. Failure installing Netscape Messaging Server Japanese Support Files. Do you want to continue [n]? ■ ← y
: Press Return to continue... ■ ← リターン