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バックアップサーバのエラーの種類と意味

2007/10/6更新

対応バージョン: 11.9.2

バックアップサーバのエラーメッセージの形式は以下のようになっている。

MMM DD YYY: Backup Server:N.N.N.N: Message Text 

バックアップサーバのメッセージ番号はN.N.N.Nのようにピリオドで区切られた4つの整数で構成されている。

N.N.N.Nの形式のメッセージはOpen Serverによって送られる。

バックアップサーバのエラーメッセージの4つのコンポーネントは、major.minor.severity.stateである。

majorコンポーネント

majorコンポーネントは通常、エラーが発生したバックアップサーバコードの機能領域を示す。

1

システムエラー

2

Open Serverのイベントエラー

3

バックアップサーバのリモートプロシージャコールエラー

4

I/Oサービスレイヤエラー

5

ネットワークのデータ転送エラー

6

ボリューム処理エラー

7

オプションの解析エラー

majorエラーのカテゴリ1〜6の原因はバックアップサーバの内部エラーまたはさまざまなシステムの問題が考えられる。

カテゴリ7のメジャーエラーの原因はほとんど常にダンプコマンドまたはロードコマンドに指定したオプションの誤りである。

minorコンポーネント

minor番号はメジャーエラーのカテゴリの中で順番に割り当てられる。

severityコンポーネント

severityが取り得る値は以下のいずれかである。

1

情報。ユーザのアクションは不要である。

2、3

セッションに致命的な影響を与える可能性のある、予測しなかった状態が発生した。エラーは使用状況、環境、または内部論理のうちのいずれか、またはその全てによって発生した。

4

バックアップサーバの実行に致命的な影響を与える、予測しなかった状態が発生した。バックアップサーバをただちに終了すること。

stateコンポーネント

stateコードはコード内のエラーレポートのインスタンスに1対1で対応している。

バックアップサーバのエラーについてSybaseの保守契約を結んでいるサポートセンタに連絡する必要がある場合、stateコードはエラーの正確な原因を判断するのに役立つ。