obniz

2019/08/17更新

対応バージョン: 2.0.1

obnizOSを使ってESP32-DevKitC(以下ESP32)でLチカする手順を示す。

尚、obnizOSのインストールに使用するobniz_cliコマンドを実行する母艦はUbuntu 18.04とする。

obnizOSがプリインストールされているobniz Board以外のデバイスでobnizOSを使うにはまず以下の準備が必要になる。

1. デバイスを用意(ここではESP32)

2. ラインセンス購入

3. 1.のデバイスにobnizOSをインストール

4. 購入したライセンスに付属するデバイスキーを1.のデバイスに登録

これでデバイスを使う準備が整ったので、あとはobniz Boardと同様にクラウドからJavaScript等でデバイスを制御できる。

手順は公式ドキュメントで丁寧に解説されているが、Ubuntu 18.04を使う場合は少々手順が異なるので説明する。

公式ドキュメントとは違う手順

obniz_cliをpipコマンドでインストールするとPython2系のモジュールがインストールされるのでpip3を使う。

公式の手順)

$ pip install obniz_cli

# Python 3.5以上を使うように促される
$ obniz_cli -h
Error: Your Python is version 2.7.15. You need 3.5 or newer.

# いったんobniz_cliを削除
$ pip uninstall obniz_cli

Ubuntu 18.04での手順) ... pip3を使う

$ pip3 install obniz_cli

$ obniz_cli -h
usage: obniz_cli [-h] {flashos,eraseos} ...

positional arguments:
  {flashos,eraseos}
    flashos          see `flashos -h`
    eraseos          see `eraseos -h`

optional arguments:
  -h, --help         show this help message and exit

obnizOSのインストールとデバイスの設定が終わると開発者コンソールに以下のように表示される。(上段が今回セットアップしたESP32、下段がobniz Board)

ESP32の[設定]をクリックすると以下の画面に遷移するのでPublic Linkに示されたURLにてESP32を操作するサンプル画面が表示される。(その下のEditable Linkで示されたURLにてコードを変更できる)

そのサンプル画面に示されたようにESP32のIO12番ピンに事前にLEDを繋いでおき(*)、[ON]をクリックすればLEDが点灯する。

(*) 結線はIO12番ピン > 抵抗(ここでは330Ω) > LED(アノード) > LED(カソード) > GNDの順

これでobniz Boardと同様に簡単にESP32が制御できる。

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