Systemwalker Operation Manager

2014/11/02更新

対応バージョン: 13.4.1 for Linux(64)

Systemwalker Operation ManagerのGUIクライアントにて[ジョブスケジューラ]メニューから特定のプロジェクトを選択すると以下のようなダイアログが出てプロジェクトの定義が参照できない。

「指定したプロジェクトのスケジュール情報ファイルに矛盾が発生しています。使用手引書の記述にしたがって、スケジュール情報ファイルを復元してください。」

これは何らかの原因でスケジュール情報ファイルが不整合になったので以下の手順で関連するファイルを削除する。

1.サービス停止(-sys all: 全てのサブシステム)

# sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys all
# sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys all

2.プロジェクトの情報を削除

不整合になったプロジェクト名が「proj01」とする(削除前にいったんバックアップを取っておく)。

# cd /var/opt/FJSVJOBSC
# tar cvf /var/tmp/proj01.tar proj01.* jobschprop/proj01.* jobschbackup/proj01.*
# rm -f proj01.* jobschprop/proj01.* jobschbackup/proj01.*

3.サービス起動

# sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS -sys all
# sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/S99JOBSCH -sys all

5.GUIクライアントにて該当のプロジェクトが削除されていることを確認する

6.バックアップファイル削除(不要であれば)

# rm /var/tmp/proj01.tar

参考

2014/11/09更新

対応バージョン: 13.4.1 for Linux(64)

カレンダの休日情報はjobschprintコマンドでエクスポートしてjobschsetholコマンドでインポートすることで他の環境に移行できる。

以下、その手順を示す。

エクスポート

カレンダ名を指定して以下のように休日情報を取得することができる。

(カレンダ名が「通常運用」だとすると)
# jobschprint -rh "通常運用" > cal.def

# cat cal.def
HOL
calendarname 通常運用
yearset 2014
monthset 1
dayset 1,2,3,4,5,11,12,13,18,19,25,26
yearset 2014
monthset 2
dayset 1,2,8,9,11,15,16,22,23
:
yearset 2015
monthset 11
dayset 1,3,7,8,14,15,21,22,23,28,29
yearset 2015
monthset 12
dayset 5,6,12,13,19,20,23,26,27,31
;

フォーマットはシンプルで、1行目が休日情報を示す「HOL」、2行目がカレンダ名、3行目以降は年・月・(その月の)休日の3レコードをひと塊として必要な分だけ繰り返す構造になっている。

インポート

休日情報をインポートしたい環境で以下のコマンドを実行すれば取り込まれる。過去のデータが混ざっていてもカレンダー的には消化済になるだけなので問題ない。

# jobschsethol -ent cal.def

参考