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Linux版Tarantellaで大量のプロセスが起動する

2007/10/5更新

対応バージョン: E3-3.2

TarantellaはUNIXスレッド利用して動作するように実装されていて、Linux版のTarantellaもUNIXベースのソースコードをほぼそのまま使用している。

しかしLinuxのOSが提供するスレッドはUNIXスレッドとは異なり擬似スレッドと呼ばれ、スレッドを呼んでも結果新たなプロセスをfork()してしまう(つまりスレッドのソースコードは利用できるがスレッドの恩恵はない)。

そのためTarantellaが呼ぶスレッドもすべてプロセスになってしまい、異常に多くのプロセスが発生する結果となる。

これはLinuxの実装の問題でありトラブルではない。

SolarisやUnixWareなど他のUNIXシステムではTarantellaを使用した場合にも正しくスレッドが使われている。