2018/02/11
「Arduinoファンもくもく会#017」を開催しました。会場はおなじみのYahoo! LODGE。
今回も常連さんのほか新しい参加者のかたにも何人もお越しいただき、たくさん交流してくださっていたのでとても嬉しかったです。
ここだけの話、特にハードウェアの話になると7割がたチンプンカンプンです...
最後の発表タイムで各自今日の成果を発表してもらいました。Arduinoという切り口からハードウェア・ソフトウェアそれぞれ本当にたくさんの広がりがあって毎回参考になることばかりです。
それではみなさんの成果をご紹介します。
(左) 國頭さん持参のKEYSIGHT製オシロスコープ。RTC(Real Time Clock)の動きを確認しています。
(右) kosakaさんはRaspberry Pi上のArduino IDEにmicro:bit開発環境をインストールするという取り組みを行っていました。写真で見えているディスプレイはノートPCではなくKVM(Keyboard, Video, Mouse)です。
(左) masciiさんはLoRaWANを使ってGPSから取得した位置データを遠隔地に送信する仕掛けを披露してくれました。位置データは緯度・経度のごくわずかなデータで済むのでLoRaWANと親和性が高いと思います。
(右) 狩野さんは磁力浮上の仕組みを使った宝箱を制作中で、RFIDモジュールを使って蓋の開閉を制御しています。蓋の左についているヒンジの機構もレーザーカッターで切り出したものだそうで、クオリティがすごいです。
(左) rx78mk2さんは各種センサーデータの変化を可視化する取り組みを。キューブ型の表示領域にセンサーの種類に応じた情報を一つの面に一つのデータを貼り付けてインタラクティブな反応が楽しめます。
(右) masato_kaさんはサーボモーターを使った昇降機を制作中。モーターへの負荷を調べることで近距離センサーなどを使わずに昇降機の位置を特定する仕組みなど、秀逸な設計です。
最後にmacsbugさんはiOS上で動作するPythonistaという開発環境を使って写真右にあるM5StackというESP32をコアとしたスタック型の開発モジュールをBluetoothで制御していました。このPythonistaはUIも洗練されていて、母艦となるPCも必要としないため、iOS単体でPython開発をするのに重宝すると思います。
その他、写真はないもののいろいろな取り組みをされているかたもいらっしゃるので折りに触れて紹介していこうと思います。
関連資料・記事
参加されたかたのブログ
Raspbery Pi上のArduino IDEにmicro:bit開発環境をインストールする (kosakalab)
必要な人には惜しみなく提供すること。そして更なる高みを目指すこと〈9764〉 (大滝建築事務所 オオタキラジオ)