Firefox2→3の変更点(ブックマーク情報)

2008/04/11

最近Linux上のメインのブラウザをFirefox2から3(beta)に変えました。

レンダリング速度やJavaScriptの実行速度が向上したりメモリ使用量が減ったり細かな操作性が上がったりしてとても気に入っています。

さて、僕は複数のマシン環境でブックマーク情報を同期しているのですが、この情報の扱い方が変わったらしく、普段使っている自作の同期ツールが使えなくなったので調べてみると、今までのファイルでの管理ではなくSQLiteのデータベースで管理する方法に変わっていました(SQLite関連資料)。

Firefox2

bookmarks.htmlファイルで管理

Firefox3

アクセス履歴、フォーム入力データなどとともにplaces.sqliteデータベースで管理

このデータベースを丸ごと他マシンにコピーすればブックマーク情報を含めてブラウザでの行動履歴を簡単に同期させることができます。

また、ブックマーク情報のみを同期させる場合は以下の3テーブルのデータだけ移行すればOKです。

moz_bookmarks

Webサイトの名称やブックマークの登録場所、追加日など

moz_places

WebサイトのURLなど(アクセス履歴を兼ねる)

moz_favicons

Webサイトのfavicon

以下に移行手順を示します。

(移行元)

3テーブルのデータを出力(CREATE TABLE文なども含む)

% echo ".dump moz_bookmarks moz_places moz_favicons" | sqlite3 places.sqlite > bookmark.dump

(移行先)

いったん3テーブルを削除

% sqlite3 places.sqlite <<END
drop table moz_bookmarks;
drop table moz_places;
drop table moz_favicons;
END

テーブル再作成

% sqlite3 places.sqlite < bookmark.dump