2007/07/19
時間がある時にはなるべく行っているお気に入りのイベント「WBS2.0 vol.17」に行ってきました。
今回は時事通信社の湯川鶴章さんがゲストでした。
ホストの小川浩さんはいつものように分かりやすく洗練されたプレゼン、湯川さんもウィットに富んだ話し方で、かつ今のIT業界を的確に分析していてさすがだなと思いました。
実は密かに楽しみにしているのが各々のプレゼンが終わったあとの最後のコーナー「京子の部屋」です。
「ほめ言葉ハンドブック」の著者としても有名な祐川京子さんの司会により、小川さんとゲストの対談形式で進んでいくのですが、みなさんの率直でユーモアあふれるやり取りがとても心地よく、大好きなコーナーです。
小川さんがこういうイベントでも著書の上でもいつも繰り返し言っているのですが、「ITを活用して日々の仕事を効率化しているのは、それによって人と会える時間が増えるから」という部分がまさに僕と同じ考え方で、ネット上のバーチャルな空間でいくら人とやりとりしても決して気持ちが満たされることはなく、直接人と会う時間をなるべく多く作りたいがために日々ライフハックにいそしんでいるわけです。
そんなわけで小川さんに勝手に親近感が湧いているわけですが、ゲストの湯川さんも「これからどんなサービスが流行ると思いますか?」という問に対して「あまりビジネスチックなものではなく、人に喜びを与えたりなにか心がホッとするようなサービスがこれから伸びていくだろうし、そうであって欲しい」というお話をしていて、湯川さんも小川さんと同じく人が好きなんだなという印象を受け、とても嬉しくなりました。
やはりITは人と人とを結びつける道具であって、手段にはなり得るけれどもそれが目的になってしまっては人間として寂しいし、自分もなにか人の役に立つようなサービスが作りたいと改めて思いました。