小規模システムのハードウェア購入メモ

2013/06/19

最近とある小さなシステムのハードウェア更改を行うことになり、製品の選定をするにあたっていろいろ検討したのでメモとしてまとめておきます。

要件

サーバは2台の相互待機構成とする
OSはLinuxとし、クラスタリングは専用のソフトウェアを導入せずLinux搭載の機能で実現する
OSがLinux、かつ重いWebアプリなどを動かすわけではないのでメモリはそれほど必要ない
内蔵HDDは耐障害性・保守性を考慮してハードウェアRAIDとし、RAID 1を組む
業務データは外部のNASに保存する。NASもハードウェアRAIDとするが、さらなる耐障害性・保守性を考慮してRAID 6を組み、HDD 2台までの故障に耐えられるようにする
業務データはサーバ2台の内蔵HDDにバックアップを取得し、二重バックアップとする
バックアップは日々の差分をバックアップし、過去全てのデータを保存する
今後5年間のデータ量の増加を勘案してHDDの容量は内蔵500GB、NAS 2TBとする
クライアントに提供するファイル共有プロトコルはNFS及びCIFSとする

選定機種

上記の要件にもとづいて選定した機種は以下のとおりです。

サーバ

DELL PowerEdge T110 II x 2
OS: なし
CPU: Intel Core i3-3220(3.30GHz、 3MBキャッシュ)
メモリ: 2GB (1x2GB/1R/1600MHz/UDIMM)
RAIDコントローラ: PERC H200
HDD: 500GB(SATA2) x 2
光学ドライブ: 16倍速 SATA DVD-ROMドライブ

NAS

NETGEAR ReadyNAS 104 4ベイ(ベアボーン)
型番: RN10400-100AJS
HDD: Western Digital RED WD10EFRX 1TB(SATA3) x 4

(*) HDDはNETGEAR動作保証機器より選定することが推奨

これらの機器を使いながら気付いたことがあれば技術資料等の形で適宜載せていきます。