2008/09/11
リクルートのメディアテクノロジーラボが主催するイベント「GINZA TECH LOUNGE feat. OpenID」に行ってきました。
OpenIDをWebサービスの一部として実装するにあたってOP・RP双方の立場から具体的な話が聞けてとても参考になりました。
技術的な課題と併せてみなさん一様に『利用者にいかにOpenIDを意識させないか』ということに腐心されていたのが印象的で、これから試行錯誤を経てWebの世界に浸透していくのかなと感じました。
また懇親会で何名かのかたとお話ししたこととして、そもそも我々IT業界の人間と比べて一般の利用者がOpenIDが必要になるほどたくさんの(認証系)Webサービスを使うのかという疑問が挙がりました。
確かに僕の友人・知人を見ていても、買い物は実際のお店に行くし、お金を振り込む時は銀行に行くし、誰かの近況が知りたければ電話かメールをすれば事足りるし...といった感じで、実はID管理が必要な場面はあまりなくて、単に各サービス毎のIDとパスワードを覚えておけばそれでいいのでは? と思ったりするのですが、それでは身も蓋もないので(笑)、やはり我々としては利用者がログインしてまで使いたくなるような魅力的なサービスを今よりもっと作っていくべきなのだと感じました(自戒の念を込めて)。
そういった意味でもサービス提供側のかたがたと色々なお話ができてとても有意義なセミナーでした。
以下、今回の関連Webページです。
OP (OpenID Provider)
mixi OpenID
Yahoo! JAPAN OpenID
RP (Relying Party)
ATND (イベント開催支援ツール)
ListPod (YouTube動画のマイリストをPodcast配信)
FlipClip (動画/画像共有)
okyuu.com (ソーシャルITメディア)
その他
おぷん (日本語OpenID対応サービスまとめ)
いますぐ使えるOpenID (gihyo.jp掲載の技術解説)
最後に、主催者のみなさん、スピーカーのみなさん、僕とお話ししてくださったみなさん、ありがとうございました。