「売れるデザインのしくみ」出版記念イベントに行ってきました

2009/12/12

アートディレクターウジトモコさんの著書「売れるデザインのしくみ -トーン・アンド・マナーで魅せるブランドデザイン-」の出版記念イベントに行ってきました。

今回はデザインと心理学の関係性について心理学ジャーナリストの佐々木正悟さんを迎えてのトークショー形式で、普段あまり意識しない心理学的観点からのデザイン思考について色々考えさせられました。

以下、お二人のお話と僕の感想をミックスしてまとめておきます。

「トーン & マナー」、いわゆるトンマナは長らく広告業界の常識として存在しているが、最近はそれを打ち破って成功している事例がでてきた。そもそも物事にセオリーなどないのではないか。
デザインとは単なる見た目の問題ではなくライフスタイルから考える一連の構造体である。
自由で情報過多の時代において重要なのは論理的判断よりも直感(インスピレーション)である。実は人間は無意識のうちにそれを日々の判断の拠り所としていることに気付く。
デザインも人間心理も正解がないものを分析して言語化・体系化するのは非常に難しく、ゆえにそれほど深刻に物事を考える必要はないのではないか。