偏差値が低い。それがどうした!

2013/02/19

うちの娘を見ていてふと思います。

学生さん(特に義務教育)って興味のないことをたくさんやらないといけないから大変だなと...

なのに学校の勉強の出来・不出来だけで頭のいい・悪いが判断されて画一的で形式だけの進路指導が行われていくわけです。

学校の勉強ができないとまるで落ちこぼれ扱いです。

人間的に他にいくら魅力的な部分があってもです。

悲しいですね。

大人になれば、少なくとも日本においては職業選択の自由が与えられていて自分で自分の生き方をコントロールしていけます。

職業に就かないという選択肢も場合によってはアリです。

そこには学校の勉強の良し悪しなどまったく関係ない世界が広がっています。

子供にも自分がやりたいことが見えたらそっち方向のパスが用意されているといいのに。

うちの娘は偏差値はそんなに高くありませんが、感性が豊かでTPOに応じて自分の見せ方や会話の内容を変えていけるとても大人な女性です。

人間の価値を測るのであればもっとその人の人間性を見て判断すべきです。

そしてその人が生き生きと活動できる多様な場を作ることが日本には必要です。

学校教育が偏差値偏重型で画一的だからこの国の教育はダメだという意見もありますが、そんなことを嘆いても自分達を棚に上げた単なる責任転嫁です。

僕を含め、我々大人は子供達の適性をきちんと見つめ、長所を伸ばし可能性を広げてあげられるような場作りをしていくべきです。

それが次の世代を担う子供達を良い方向に導く大人の責務だと思うのです。

そのためにはまず我々がしっかりとした判断軸を持った本当の意味での大人になる必要があります。

いろんなものを見て感じて自分の頭で物事を判断できる人間に。