2008/05/12
UNIX系OSではローカルで実行されるcronジョブなどの結果がメールで送信されるようになっていますが、その配送システムとしてSendmailやPostfix、qmailなどが使われています。
Postfix/qmailならまだしもSendmailは設定が非常に複雑で、単にメールを配送するだけの目的で使うには明らかにオーバースペックだと思っていました。
先日、シンプルなメール配送システムの「sSMTP」というものがあるのを知り、さっそく試してみることにしました。
機能が以下のようにかなり制限されていますが、メールサーバとして使用せずメーラ(MUA)のように使用するのであれば充分だと思います。
メールは送信のみ可能。受信や転送は不可。
メールのキュー管理ができない。
送信先サーバがSMTP AUTHを必要とする場合、送信元アドレスは1つしか利用できない。
外部プログラムとの連携ができない(よってDRACを用いたPOP before SMTPなども不可)。
機能が少ない分、設定ファイルに数行の情報を書けば動作するというとてもシンプルな作りになっており、SSL通信やSMTP AUTH、IPv6もサポートしています。
さっそくメインマシン(Fedora 8)にインストールして使ってみましたが、設定も簡単ですぐに外部にメールが出せるようになりました。とりあえず導入手順を作ったので、追加の情報があればまた資料を作ります。