「Ruby on Railsセミナー(クックパッド)」行ってきました

2008/11/21

先月に続いてクックパッドさんのRailsセミナーに行ってきました。今回の主催はウェブキャリアさんです。

前回はカカクコムさんとの共催でシステム構成や要素技術の話が中心だったのに対して今回は開発ポリシーやその手法に重点が置かれていました。両方参加したかたはシステム開発におけるクックパッドさんの一環した考え方がよく理解できたのではないかと思います。

会場ではセミナーの内容を記録しているかたがたくさんいらしたので詳細は彼らにお任せするとして、全体を通してクックパッドさんのものづくりの思想が米アップル社のそれに似ていると感じました。

具体的には、

ユーザが利用しない機能は不要である。
ユーザに届けるべきは「機能」ではなく「価値」である。
マニュアルを見なければ使えないようなものを作ってはいけない。これは各ページの使い勝手だけでなくページ遷移の導線も同様。
リニューアルなどの事前告知は必要ない。そもそもユーザは実際のものを見てからでないとどういう内容なのか判断できない。
有料レベルのクオリティのものを無料で提供するからこそユーザに使ってもらえる。

といったポリシーで開発を行っているそうで、何をおいてもまずユーザ目線が大切だということでした。

まったくその通りだと思いつつ、ふと自分の業務に置き換えると果たしてそれが実現できているかどうか...考えさせられることしきりでした。

例によってまたいろいろ出会いもあり、有意義なひとときでした。

クックパッドさん、ウェブキャリアさん、懇親会でお話してくださったみなさん、ありがとうございました。