ちっぽけな自分とパズル

2013/07/05

 「自分なんてちっぽけな存在。居場所がない」という人がよくいます。確かに一人ひとりは小さな存在です。たとえ大統領のような人であっても一人でできることはごくわずかです。

人間はいってみればジグソーパズルのピースです。形はいろいろありますが、どれもだいたい同じ大きさです。一人の人間はいろんな種類のパズルのピースを持っていて他のピースと協力してパズルを組み立てていきます。

5ピースのこじんまりとしたパズルもあれば、1万ピースの大きなものもあるでしょう。大きさや複雑さは様々ですが、一つだけ共通していることがあります。

それは一人ではそのパズルは完成しないし、かといって一つでも欠けるとパズルは決して完成しないということ。ピースは似たような形が多いので他の人が持っているもので代用できるように思いますが、それは決してできません。

パズルの種類は無限に存在するので自分のピースがはまらないパズルもあります。むしろそのほうが多いです。しかしピースがはまるパズルは確実に存在します。見つからない人は根気よく探す必要があるでしょう。

僕は何年もかかってITエンジニアの中のインフラエンジニアという自分にぴったりのパズルを見つけました。世の中に数限りない職業がある中でたった一つのパズルを見つければそれで食べていけます。

別に仕事に限る必要はありません。家庭でも仲間でも自分にぴったりのパズルを見つければそこが居心地のいい場所になります。

ちっぽけな自分はみな同じ。それが普通です。ゆっくりマイペースに自分のピースが心地良くはまるパズルを見つけていけばいいのです。