僕が英語(語学)をやらない理由

2012/08/08

最近はどこもかしこも「これからはグローバルの時代だから英語は必須だよね」という風潮ですが、僕は英語(語学)にはまったく興味がありません。

まず語学は日常的に使わないと絶対に身に付きません。それは母国語のことを考えればすぐ分かります。

毎日教習所に通っても実際に一般道に出て本番で練習しないと運転がうまくならないのと同じです。

海外のかたとの接点が増えてきているとはいえ、日常生活のほとんどが日本語で済んでしまう状況で語学を学んでもそれは座学にしか過ぎず、費用対効果が異常に低いのです。

まして高等教育が母国語で学べる数少ない国である日本においてはその傾向はより強くなります。

以前、英語しか話せない人達と仕事をしたことがあって、僕はまったく英会話ができないので帰国子女で英語がペラペラの通訳のかたを付けていただいたんですが、IT用語がまったく理解できず会話にならなかったので申し訳ないですが初日でやめていただきました。

かわりに、会話はできなくても元々英語であるIT用語と概念図・設計図でほぼ問題なく業務を進めることができました。

その一件によって語学ができてもビジネスにはまったく役に立たず、逆に専門性を突き詰めるほうがはるかに効率的で有益なことが分かりました。

とはいえもうちょっと会話ができないと不便で仕方がないので英会話スクールに通ってみたものの今ひとつ興味がわかず、カリキュラムも日常会話に関する内容だったので時間とお金の無駄だと思って途中でやめました。

自分自身の経験上、必要性を感じ、かつ興味がわいてそれにのめり込んだ時の吸収力は無限なので、その時が来るまではまわりの雰囲気に流されてやるようなことは決してありません。