日本維新の会が目指すものは「小さな政府」

2013/07/13

この2分弱の映像を見れば日本維新の会が何を目指しているのかが端的に分かります。

原発対策です。

原発については他の与野党が廃止、再稼働、別エネルギーへの転換などいろいろな政策を掲げていますが、突き詰めていくと政府が影響力を行使したいという部分はみな同じです。

そのためには他社の参入を阻む規制を残し、電力会社や関連団体に天下りをさせるルートを残し、結果として現在の既得権益と低いサービスレベルが残ります。しかも競争がないので経営努力もなされず高コスト体質のままです。

対して日本維新の会の思想はこれ以上ないくらい明確です。

それは「小さな政府」です。

地方行政は地方政府に譲り、国防や社会保障など中央政府にしかできない業務を残して民間の参入を阻むあらゆる規制を緩和や撤廃。

健全な競争のもとに若くてやる気のある人に広く門戸を解放してチャレンジできる機会を増やす。

多くの分野でサービスレベルや技術レベルが上がり、働く人達の意欲や報酬も上がり、結果として国力が上がるという考え方です。

その枠組みの中で電力産業も当然複数業者の参入を認めサービス競争・コスト競争が始まれば自ずと原発のような高コストで事故発生時の被害が甚大な発電方式は淘汰されていくだろうということです。

政府がやるべきは現在手付かずになっている廃棄燃料や廃炉の処理をどうするかを検討したり参入業者の第三者的なチェックです。

国家財政がとうに破綻している日本において残された道は小さな政府と国力の底上げしかありません。

エネルギー・金融・建設・運輸・交通・教育・福祉・保育・医療...あらゆる分野において自由で健全な競争を促し、政府は限りなく小さくしていく、

これから日本を背負っていく世代に対する強烈な責任感、これが日本維新の会の目指すものです。

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