2021/05/04
いまやITエンジニアはどこにでもいる職種になりました。
僕もITエンジニアの端くれですが、優秀な人が山のようにいる中で競争に巻き込まれずに希少性を発揮するにはブログやSNSなどでの発信が良いと思っています。
僕はこの業界に30年身を置いていますが、肌感覚として「実名で」「なんらかの発信を継続的に行なっている人」はITエンジニア全体のうちごくわずかな割合しかいないという認識です。
というのもITの世界は表に出してはいけない情報が多いこともあって、企業も個人も発信に後ろ向きな傾向が強いと思っています。
しかし、業務と直接関係ない技術情報だったり業界に対する個人の思いなどは特に問題なく発信していいですし、逆にどんどん発信していったほうが個人の価値向上にもつながって可能性が広がると思うのです。
では具体的にどういう発信をしていったらいいか、指南書としてオススメするのはnoteプロデューサーでブロガーの徳力基彦さんの著書『「普通」の人のためのSNSの教科書』です。
この本には僕が普段から実践していることが体系立てて、かつ徳力さんの実体験(成功事例)をもとに書かれているので非常に説得力があります。
ポイントとしては、自分の価値を高める活動としての発信なので、
実名で(リアルと紐付けて個人のフィールドを広げる)
バズらせようと思わなくてよく(気負わず気楽に)
少しずつ無理のないペースで発信を続ける(蓄積を信用につなげる)
ことが重要だと。
まさにその通りだと思っていて、一つ一つの発信は小さくても継続していけばその人を形成するネット上の分身になってくれるので、自分が寝ている間にも勝手に働いてくれるコピーロボットのような存在になると思います。
実際僕も2回の転職は特にエージェントなど使わず人のご縁でスムーズにできましたし、かなり前ではありますがテレビや新聞の取材を受けたこともあったり、最近では雑誌への寄稿だったりメディアの取材→書籍掲載→書籍出版(予定)などのご縁にも恵まれ、それ以外でも普段からいろいろな人と気軽につながることができるのも発信し続けていなければ叶わなかったことなので、発信内容に気を付けていさえすればメリットしかないと考えます。
発信する人が少ないからこそ、自ら能動的に発信し続けていれば希少性を打ち出すことができ、自分らしい仕事人生を送っていけるようになると思います。
関連資料・記事
関連ツイート
だいぶ前から似たようなことをずっと書いてますね...
SNSを大変だと思っている人は仰々しく「発信」などと思わずに、自分の意見を言い続ける場くらいに考えるといいと思います。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) April 12, 2021
すると自分に合っていそうな人は近付いてきてくれるし、逆に自分に合わなさそうな人は離れていってくれるので、少しずつ居心地のいい空間になっていくんですよね。
徳力さんの語り口は「べき論」でなく「オススメ」なのが聴いていて心地いいんですよね。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) April 6, 2021
今回の発信ではコミュニケーションの種類をPUSH型とPULL型に分けて解説しつつPULL型であるSNS等での発信をオススメしています。
発信はリスクはあるもののメリットのほうがはるかに大きいと僕も思っています。 https://t.co/1beIRl74RK
徳力さんが語る情報発信の大切さ、僕もネットがない時代から業界にいる人間として本当によくわかりますし、SNSを始めた2000年代始めの頃は「なに胡散臭いことやってるの」とか「そんなことやって何の意味があるの」とまわりから散々言われましたが、めげずに続けてきて本当によかったと思っています。 https://t.co/rijglWNQ3M
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) April 5, 2021
「情報を得たければまず自ら情報発信を」とは昔から言われていることですが、僕的に解釈すると「情報そのものはそれほど重要ではなく、情報を発信する人の人となりや想いに共感し魅力を感じていろいろな人が集まってきてくれる」からより可能性が広がっていくんだと思います。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) March 20, 2021
自分もそうありたいと。
大東めぐみさん(@megmeg9797)が言う情報発信のススメ、大賛成です。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) March 20, 2021
単なる情報ではなく、その人のパーソナリティに紐付いた発信をすることによって「その人らしさ」が全面に出て、結果、いろいろな人と繋がって、可能性も無限に広がると思っています。Voicyもオススメ。
https://t.co/Uce7feRpOK
これ、仕事をするうえで人に置き換えても同じで、自分を知ってもらうには自ら発信していく必要がありつつ、知ってもらっても中身が伴っていないと次の依頼はこないわけで、これは受発注の関係でも仲間同士でも同じなんですよね。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) January 10, 2021
あとは他者に対するリスペクトとか謙虚な気持ちとかも大事かなと。 https://t.co/DgO84Mue8z
#せきぐちあいみ さん(@sekiguchiaimi)のとても良いインタビュー。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) February 13, 2020
「発信者だけが得られる情報がある」というのは全く同感で、日常的にアウトプット・行動を続けている人はその価値がわかっているんだと思います。 https://t.co/8LZlgKfDW8
そうなんですよ。自分が発信側になると「誰向けに」「どんな情報を」「どういう意図で」届けるかを常に意識するようになるので、受信側になった時もそのことを考えられるようになるんですよね。
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) September 25, 2019
受発信リテラシーが高まれば情報に対する目利きも自然に高まると思っています。 https://t.co/1tkfnxzAvD
セルフブランディングも大事ですが、そもそも
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) May 24, 2019
・個人が
・誰からの制約を受けることもなく
・自分の思っている事や主張を
・好きなタイミングで発信する
場を作っておいたほうがいいというのが僕の考えです。
6年前にもこんな記事を書いてました。
マイメディアのススメhttps://t.co/0HaQmkGIyR https://t.co/cT7eMCb4DV
発信って将来成果を生むためのブランディングに寄与するんですよね。でもこれは発信している人にしか分からないというジレンマが… https://t.co/XAfPrTiFZ9
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) April 27, 2019
Twitterで発信し続けると、
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) April 16, 2019
- 文章をコンパクトにまとめるのが上手くなる
- 自分の意見に共感する人が集まってきてくれる
- 自分の意見に反対の人が去っていってくれる
- いろいろな意見に触れることができる(= クソリプ耐性がつく)
と、いいことずくめなので皆にオススメします。
「居場所を『探す』から『作る』へ」
— 木檜(こぐれ)和明@ITエンジニア (@kogurek1) June 7, 2017
「会社員こそ情報発信を」
「発信は個人名で」
「反応が得られる場所を探す」
「コツコツと続けることが信用資産になる」
「社員の個人活動に理解を示さない企業は淘汰される」
などなど、情報発信に対する考え方が僕にぴったりなのでぜひお会いしないと! https://t.co/KjX26Qfk76