コンフォートゾーンの横側に出ると自己理解が進む

2021/04/16

自分があまり苦労しなくても居続けられる場所、いわゆるコンフォートゾーンですが、よく「コンフォートゾーンの外に出ないと成長しない」と言われますよね。

確かにそれは同意なのですが、僕はそのコンフォートゾーンの外に上方向と横方向の2種類があって、同じスキルの周辺をもっと強くしていくのが上方向だとすると、別ジャンルに目を向けていくのが横方向だと思っています。

この2つがあることに気付いたのは僕が2017年に始めた「Arduinoファン」というコミュニティの運営を通してでした。

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このコミュニティはもともと僕が電子工作に興味があって勉強し始めたものの、ハードウェアの知識が皆無だったので書籍やネットの記事だけではよくわからず、詳しい人に教えてもらいたい & そういう人達の交流の場になればと思って始めました。

最初は新しい知識を覚えるのが楽しくて遊び道具をたくさん持っていって自分も参加者の一人として楽しんでいたわけですが、やはり素人のため理解が遅々として進まなかったことに加え、逆にハードウェア界隈のかたからインターネットやソフトウェアの知識について相談を受けたり「こんなことしたいんだけど、いい人いない?」と人の紹介を求められたりすることが増えてきて、途中から「自分が持っているスキルや人との繋がりは、自分が思っている以上に価値があるのではないか」と思うようになりました。

これは普段付き合っている同業の人達と一緒にいるだけでは発見できなかった気付きで、自分が持っているものを活かしてさらに伸ばしていくモチベーションに繋がりました。

先日紹介した黒田悠介さんの著書「ライフピボット」でも自己理解の重要性が語られていますが、自分を少し外の世界から客観視すると自分が持つ特性への理解が進むんだなと実体験をもって感じました。

なので何か始めてみたいことがあって躊躇しているのだとしたら、大いなる好奇心と小さな戦略をもって一歩踏み出してみると今まで知らなかった新しい世界が見えてくると思います。

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