映画『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』公開記念 〜国産フルCGアニメーションの挑戦〜、行ってきました

2009/10/01

セカイカメラ at デジタルハリウッド大学映画『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』の公開を記念して、制作をメインで担当したProduction I.Gから同作品のプロデューサーと演出家を招いての特別講義がデジタルハリウッド大学にて開催されました(写真は会場で撮ったセカイカメラの画像です。色々なエアタグが浮かんでいます)。 映画『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』公開記念 〜国産フルCGアニメーションの挑戦〜

内容はテクニカルな面よりも制作秘話や作品作りにおける心構えなどが中心で、どんな仕事にも共通していえるような気付きをたくさん得られました。

以下、お二人の言葉と僕の感想をミックスしてまとめておきます。

一番大切なものは人の縁。そこから全てが始まり、一人一人の想いが作品となって結実する。
人間関係で大切なことは、自分の気持ちに率直に、タブーを恐れず、多様な価値観を受け入れること。
技術やトレンドは常に移り変わるもの。新しいものにチャレンジし、時代に相応しい形に自らを作り変えていく必要がある。変わらないことは現状維持ではなく衰退を意味する。
映像作品のように正解がなく感性に訴えるものを作っていくには確固とした価値判断を持つリーダーが必要。
マクロの視点で全体を俯瞰し、ミクロの視点で細部にこだわることがバランスの取れたクオリティの高い作品を生み出す。
現代は入手できる情報が昔とは比べ物にならないくらい膨大かつ多岐に渡っているので、取捨選択する判断軸を自分の中に持つことが大切。