「ミルキィ・イソベ presents デザインと"紙"の解剖室」行ってきました

2009/01/27

ブックデザイナー(装丁家)、グラフィックデザイナー、アートディレクターなどの顔を持つミルキィ・イソベさんのトークイベント「ミルキィ・イソベ presents デザインと"紙"の解剖室」に行ってきました。

紙の種類、印刷特性、酸性紙と中性紙の違い、モニタ上でのデザインと印刷との関係など基本的な話から始まって、紙の目と取り都合とコストの関係や見本帳の使い方など実務的な内容もあり、普段モニタ上で主な仕事が完結する僕にはとても新鮮でした。

印象的だったのは紙を扱う仕事というよりもどんな仕事にも通ずる普遍的な話が散りばめられていることでした。以下にまとめておきます。

どんなものでも相手に喜ばれてこそ価値があり自分への喜びとして返ってくる。自分の想いだけでなく、相手の気持ちや立場を想像することが大切。
知識だけでは身についたとはいえない。とにかく手を動かすこと。手で覚えたものは決して忘れない。
普段の生活の中にも仕事のヒントはたくさん隠れている。常にアンテナを張っておくこと。
やみくもに頑張っても時間のムダ。最初に完成形や最終イメージを思い描いてから着手すれば効率良く物事を進められる。
取引先や協業者はみな共通の目的を持った仲間であるという意識を持てば、途中でぶつかることがあっても最終的にいいものが作れる。

(2009/2/14追記)

withDのイベントレポートが公開されました。