2012/08/05
AppleはIT企業でありながら、本質はライフスタイル創造集団です。IT技術はそれを低コストで効率よく実現できる手段に過ぎず、大切なのは人々の暮らしを豊かにしていこうという想いです。
まず自分達の想いをカタチにして世の中に提案する、そして利用者のフィードバックを得ながらより良いものに改良していく、これの繰り返しです。
世の中に存在していないものを創造していくので当然「どんな製品が欲しい?」というようなマーケティングはしません。
人間はまだ見ていないものは想像しづらいからです。
車がない時代に「どんな乗り物が欲しい?」と聞いても「もっと速く走る馬車が欲しい」と思うのが一般的だからです。
だからまず自分達で信じられないくらい時間をかけて人々の生活がより良くなるものを考えて考えて考え抜く、そこから製品のコンセプトが固まり実際のカタチに具現化していく、この流れが徹底しているからAppleの製品には筋の通った凛々しさから生まれる心地良さを感じるのです。
自分もこういうモノづくりがしたい。