「WBS2.0 vol.41」行ってきました

2009/04/24

WBS2.0 vol.41」に行ってきました。

今回のゲストはフィルモア・アドバイザリーの森さんとマイネットジャパン上原さんでした。

例によって詳しい内容は他のかたのブログなどに譲るとして、それぞれのお話で感じたことを以下にまとめます。

フィルモア・アドバイザリー 森さん

5月にリリース予定のグラフ生成・共有サービス「vizoo」の紹介でした。

今まで画像、動画、スライド、テキスト、URLなどの共有サービスはありましたが、グラフの共有というサービス、特に日本語対応で高品質なものはなかったと思います(僕が知らないだけかもしれませんが)。

グラフの種類や見せ方が豊富なことに加え、元データの変更がグラフにも反映されるところが素晴らしいと思いました。

リリースされたら使ってみようと思います。

(*) 同社はTech Venture 2009の準グランプリに選ばれています。

マイネットジャパン 上原さん

事業の主軸をソーシャルニュースサイトの「newsing」から携帯Webサイト作成サービスの「katy」に移した意図がとても良く分かりました。

企業理念がまったくブレていないどころか、よりその理念に近いサービスを展開されていて、サービスとは理念を具現化するための手段の一つであることを改めて感じました。

「今は前もって情報を調べておいて1週間後に行動に移す時代から、常に身に付けているケータイを使って5分後の行動を決める時代に移ってきていて、それを実現させるサービスを提供していきたい」という上原さんの考えに深く共感を覚えました。

MODIPHI 小川さん

Web2.0後の世界は情報がストリーム化してきていて、Twitterに代表されるマイクロメッセージングサービスがその流れを加速しており、そのストリームを集約して再利用すればメディアになるというお話で、その考えを企業内に適用した「SMART4B」(SMART for Business)というサービスの紹介でした。

このSMART4BにはTwitterにはない機能、例えばタグクラウドや全文検索、参加メンバーのグルーピング、各種Webサービスとのマッシュアップ、外部のニュースサイト等からフィードを取得してタイムライン上に表示する、といった工夫が随所に施されていて非常に使い勝手が良さそうです。僕の所属する会社でも導入を検討してみようと思います。

検索の形が変わってきているというお話もありました。これは上原さんのお話とも似ていて、例えばどこかお店を探す時に今まではまず「ぐるなび」などのサイトに行って場所や目的を絞っていくという方法だったものが、今はiPhoneでまず現在地をGoogleマップで表示させておいて、そこの検索ボックスに「カフェ」「イタリアン」などの目的を入力することによって近くのお店の場所や連絡先を即座に知ることができるようになっているということで、僕もiPhoneユーザなのでまさに後者の使い方をしていて、改めてライフスタイルの変化を感じました。

この後「京子の部屋」で小川さんと上原さんを交えたパネルディスカッションがあり、いつものように深いお話をいろいろ聴くことができました。

(関連エントリ)

Twitterとケータイメールの親和性 (小川さん / アゴラ)