写メって実は...

2013/02/24

どうやら携帯デバイスで写真を撮ってメールで送ることを「写メする」というようです。

先日平成生まれの若い人に聞きました。

この写メが実はJ-Phone(現:ソフトバンク)の「写メール」というサービスの略だということを知っている人はもはや古い人種なのかもしれません。

あるサービスが同様の行為全体を指す用語になるということはサービス自体にインパクトがあって先駆的である(だった)ということを意味します。

宅配便のことをヤマト運輸のサービス名である「宅急便」と呼んだり、検索エンジンで検索することをGoogle検索の短縮形を指す「ググる」と言ったりするのも同じ類の話です。

販売側やサービス提供者側では商標の問題があって言えないとしても一般ユーザはそこまで気にする必要はないし、意味が通じればOKですよね。

そういった用語の違いや経緯を知っている人間が「その名前は実は○○でね...」なんて事情通を気取ったところで言葉は生き物、すでに一般名詞になった用語はそのまま使えばいいのではないでしょうか。

言葉の面白さを感じるとともに、ある国の言語をきちんと学ぼうと思ったらやはりその国に住まないと本当の意味での生きた言葉は身に付かないのでしょうね。

江戸時代の日本に留学していた人が孫に日本語を教えたらきっと「○○でござる」と言うでしょう。