2011/03/05
ITエンジニアでありながらアナログなものが大好きな僕は当然芝居も好きなわけですが、友人が働いている梅田芸術劇場がUSTREAMに公式チャンネルを開設して製作発表などを配信し始めました。
Twitterなどとの連携によって双方向かつソーシャルなメディアとして機能するこれらのサービスは、従来のマスメディアのようなターゲットを広く設定しているがゆえの総花的な世界と違ってどこまでもニッチな領域に踏み込んでいける可能性を持ち、嗜好が多様化した現代にフィットするメディアになり得ると思っています。芝居は自分以外の人間の人生を疑似体験できる場であり、同時に生身の人間がどこまで表現できるかを問う場でもあります。
この魅惑の世界を少しでも多くの人に味わって欲しい、しかし今まで一度も芝居を観たことのない人にどうやってこの魅力を伝えていくのか、友人と会うといつもその話題になります。
発信者と受信者の距離が近く、ライブとしてもアーカイブとしても利用可能なUSTREAM。アイディア次第でいくらでも面白いものが作れる可能性を秘めたサービスです。USTREAMを利用した取り組みは演劇界が抱える悩ましい問題を解決する一つの方法になるのではないでしょうか。
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